FXトレードにおけるダブルトップとダイバージェンス:価格変動の背後にあるメカニズムを解説

ダイバージェンス事象とは 役立ち情報

「ダブルトップ」と「ダブルボトム」という言葉は、FX取引をしている方にはおなじみの用語ですが、それらがいつ発生し、価格にどのような影響を及ぼすかについて解説していきます。

ダブルトップとは

ダブルトップは、二つの山を形成して上昇時の価格の天井の意味となります。利確が進むことで、下落トレンドに転換します。一つ目の山は、1時間足にてオシレーター系インジケーターの「RSI」が70%以上となり、一つ目の山の価格を上抜けした後の二つ目の山を形成し、下落が始まります。3つの山を形成する場合は、トリプルトップと呼ばれております。

ダブルトップ

ダブルボトムとは

ダブルトップの反対にあたるダブルボトムは、下落トレンドから上昇トレンドの転換時に発生するアルファベットの「W」の形を形成します。1時間足での「RSI」は、一つ目の底値が30%以下となりますので、目安としてください。4時間足や、日足レベルでの底値であった場合は、大きな上昇トレンドの起点となります。また、レジスタンスラインを上抜けすることを確認し、ロングエントリーすることで損切する可能性を低減することができます。

ダブルボトム形成時のレジスタンスライン

ダイバージェンス現象とは

ダイバージェンス現象とは、ローソク足で確認する相場の価格が上昇(切り上げ)もしくは、下落(切り下げ)しているにも関わらず、オシレーター系インジケーター(ここでは、RSI)が反対の向きを示している場合にトレンド転換を予期することができます。底値からロングエントリーする場合や、下落時に備える場合など相場を見極めることができるサインですので覚えておくようにしましょう。

ダイバージェンス事象とは



ダイバージェンスを説明している動画はこちらから

RSI活用:時間足によるエントリータイミングの磨き方

上昇トレンドの観察とエントリー戦略

4時間足チャートでは、以下のポイントに注目します:

  1. 調整5波終了の可能性を考慮し、直近高値の起点を下回っていないことから上昇トレンドが続いています。
  2. RSIの右肩上がりが見られ、ダイバージェンスの兆候が現れています。

1時間足チャートでは、RSIが30を下回り、売られ過ぎのサインが出ています。これらの情報から、推進1波にあたる上昇のロングエントリーを狙います。

上昇トレンド時のエントリー狙い

トレンド転換とダウ理論に基づくエントリー戦略

15分足チャートにおいて、高値と底値が切り下げられていることから下降トレンドが確認されます。

15分足ダウ理論

トレンド転換のサインとして、高値と底値の切り上げが重要です。これを確認した時点で、黄丸からのロングエントリーを検討します。この手法は、ダウ理論に基づいたエントリー戦略です。

15分足 エントリーポイント

注意事項

ただし、予想通りの値動きでなく、15分足での下降トレンドが続く場合や、レンジ相場になった場合は、エントリーを控えることが重要です。

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