FX取引や株式などの投資により、年間で20万円以上の利益を上げた場合、納税が必要です。FX取引においては、国内の証券会社と海外の証券会社では、税金負担の比率や、レバレッジと呼ばれる証拠金に対する取引可能額、追証、そして損失が発生した場合のリスクに関する異なる規則を理解した上で取引する必要があります。投資家は、自身の投資資金や投資スタイルに適した証券会社を選ぶ際に、これらの要素を考慮する必要があります。また、利益が出た場合の確定申告についても説明いたします。
国内証券口座について
国内もしくは海外の証券口座問わず、所得税、住民税など為替を売却した際に得た利益に対して課税されます。
国内証券口座の税金と特定口座制度:利益と損失の税務処理のポイント
国内の証券口座に対しては、年間利益に対して約2割の納税義務が発生いたします。一般的には、特定口座制度を利用している方が多いのではないかと考えますので、預り金利や配当所得などが自動的に源泉徴収され、その場合は確定申告は原則不要です。但し、損失を出した場合は、確定申告することで、赤字を翌年に繰り越しすることができますので、覚えておくと良いと思います。
国内証券口座のレバレッジ制限:日本の法律が定める取引倍率の上限とは
レバレッジとは、小さな元手(証拠金)で大きな金額のトレードができるようにする仕組みです。元手に対して、何倍の取引ができるかを比率で示しています。例えば、自己資金が10万円だとすると、レバレッジ25倍の口座では「10万円×25倍」で250万円分の取引ができるイメージです。国内の証券口座については、日本の法律で規制されているため、最大でも25倍のレバレッジまでしか掛けることができません。
追証とは?国内証券口座での証拠金不足時に必要な追加保証金の仕組み解説
国内の証券口座に対しては、追証は、証券取引において、証拠金不足や保有為替ペアの価格変動により保証金の追加が必要な場合に、証券会社がその追加の保証金を要求することを指します。自分が保有した為替ペアが何らかの理由で証拠金が不足に陥ると追加で口座に資金を入れる必要がありますので、余裕をもった資金運用が必要です。追証が発生すると通常2、3日以内に必要な金額を入金もしくは、ポジションを決済し、不足分の補填となりますが、不足金額が解消されない限り、支払い義務が発生いたします。私は、信用取引で日本株を保有していた際に、何度か経験したため、借金取りに追われている気分を味わい、二度と経験したくないと思いました。
日本の証券会社の取引ポリシー:トレード時の制限と注意事項
日本の証券会社において、トレード時の禁止事項を調査したところ、特にルールや制限を設けているようには見受けられません。ただし、数秒単位のスキャルピングは好ましくないとされているようです。口座開設の際は、ご自身で確認してください。
海外証券口座について
海外の証券口座ですが、知る限り日本語サポートができない証券会社は聞いたことがありませんので、サポート面の不安はないと考えてよいと思います。ただし、過去に実体のない証券会社があり、お金を出金できないトラブルに巻き込まれる可能性がありますので、信頼性や安全性をインターネットを介して確認することは必ず必要です。XM Tradingなどの大手の証券会社は全くその様な心配はいらないと思います。
海外証券口座の税金負担:利益と損失の取り扱いについて
国内口座と異なり、海外の証券口座で利益を出した場合の税金負担は、国内証券口座と比較し1割以上負担が大きくなります。また、損失を出した際には繰り越しすることができません。
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海外証券口座のメリット:追証なしのゼロカットシステムの利点とは?
国内の証券会社では追証が発生することがありますが、ほとんどの海外証券会社はゼロカットシステムを採用しており、口座内の資金以上のリスクを負うことはありません。ここが海外証券口座を使う大きなメリットと思います。
海外証券口座の魅力:最大1,000倍のレバレッジで資金を最大限に活用する方法
海外の証券口座については、日本の法律の規制対象外のため、レバレッジは、最低1倍から最大で1,000倍くらいまで選択することが可能です。1000倍を選ぶことで、少ない資金から大きなトレードをすることができます。口座開設の際に選択することができますので、自分の資金やリスクにあったレバレッジを選びましょう。私は、レバレッジ1,000倍を選択し、1万円からのトレードを行います。リスクは、ポジションを所有する際のロットを管理することでいくらでもコントロールできると思います。このレバレッジが国内の証券口座と比較した場合に、資金が少ない方には大きなメリットと言えるでしょう。
両建てトレード禁止!海外証券会社の厳格なルールと口座開設の注意点
海外の証券会社において、別々の口座にて買いと売りを保有する両建ては、多くの場合禁止されています。また、証券会社が異なる場合でも、同様に両建てが禁止されているようです。MT4やMT5の仕組みを使って異なる口座で両建てトレードをしている場合、証券会社間で把握できるようになっているようです。
一部の会社では口座内での両建てを明確に禁止している場合もあります。ルールに違反した場合、口座凍結などの措置がとられる可能性があります。そのため、口座開設の際は必ずご自身で確認してください。
海外FX業者比較: XM Trading vs. FXGT vs. Exness – どれが最適な選択肢か?
XM Trading
世界190ヶ国で500万人以上のユーザーを抱える最大手の海外FX業者です。金融ライセンスを保有しており、外国為替、仮想通貨他多くの取り扱いがあります。まず一番に検討対象として考えてよいと思います。
FXGT
2019年にサービス開始した比較的新しいFX証券会社です。大手暗号資産CryptoGTが設立したことから、信頼性が高いと言えるでしょう。
Exness
無制限レバレッジが特徴で、日本人利用者も増加しているようです。セーシェル共和国金融庁、金融行動監視機構、キプロス証券取引委員会、南アフリカ金融業界行為監督機構のライセンスを保有しており、信頼性が高いと言えるでしょう。紹介の3社の内、このExnessのみがコピートレードを採用しております。日本人の利用が増えている理由がコピートレードなのかも知れないですね。私が知っている他のコピートレードを扱う海外FX証券会社は、トレーダーが偽名が多い中、このExnessの登録トレーダーは実名登録なので、透明性が高いということだと思います。
その他たくさんのFX証券会社は存在しています。ご自分にあった証券会社を選びましょう!
FXスプレッドとは?
FX取引をする際によく聞く言葉として「スプレット」があります。証券会社によって任意に定められる数値ですが、狭ければ狭いほど取引時の利益に直結します。「買い」と「売り」の差額がスプレットに値いたします。また、取引する時間帯(取引量が少ない早朝)や、指標発表前後などは、スプレットが急に大きくなる為、スキャルピング取引をする際は特に注意が必要となります。証券会社や、証券口座の種類によって、スプレットは異なるため、口座開設には必ず確認するようにしましょう!
例:ドル円
売り 150.539 買い 150.541 スプレッド 2
FX PIPSとは?
FX取引ではPIPS(percentage in point)と呼ぶ単位を使います。異なる通貨ペア同士でも共通単位として利用し、利益は取引時のロット(リスク)に左右されますが、取引のパフォーマンスを測ることができます。
例:ドル円・・・小数点から数えて右に2桁目が1pipsの単位
例:その他通貨・・・小数点から数えて右に4桁目が1pipsの単位
計算式:ドル円の場合
利益・損失 = 30 pips (※)x 0.1ロット x 1,000円 = 3,000円
※150.000円で買い、150.030で売った場合
通貨ペアを選び自動で計算してくれるツールはこちらから
まとめ
投資資金が豊富にある方は、断然国内証券会社を利用することをお勧めいたします。何故なら国内証券会社が万が一倒産した場合は、顧客の資産は保護されるからです。日本では、金融商品取引法に基づき、証券会社が顧客の資産を別口座に管理しており、独立しているため、証券会社の倒産が起きても顧客の資産は一定の範囲内で補償されるようです。但し、大きな損失を出した場合は、追証は発生するので、資金に対して、過度なトレードには注意が必要です。
あくまで私の主観的な意見ですが、限られた資金を活用して海外証券口座のレバレッジを活かし、利益を増やし、多くの税金を納めることができるようになったら、その時に証券口座のあり方を再考するのが良いと考えています。来年は、税金を納められるようになりたいですね。
海外証券口座の新しい魅力:TariTali(タリタリ)が提供する現金キャッシュバックのメリットとは?
TariTali(タリタリ)は、FXトレーダーに対して取引量に応じたキャッシュバックを提供するサービスです。こちらのサービスを利用すると、FXトレードを行うたびに、10%の現金が戻ってきます。
海外証券会社から紹介料がTariTariにキックバックされ、その一部が還元される仕組みです。海外の証券口座を開設する場合は、この制度を使わない理由はないと思います。TariTari経由で好きな海外証券口座を開設し、その後紐づけ処理をすることで、現金キャッシュバック対象となります。各社が提供しているボーナスとの併用はできないので、ボーナス付与の時期は、その期間中に開設した海外証券会社の口座を利用し、ボーナスの効力がなくなった際は、TariTariで作成した口座を利用するなど使い分けすることで、いいとこどりしましょう!