FX相場のマルチタイム分析とは?基本的な手法を解説

マルチタイム 役立ち情報

FX相場のマルチタイム分析は、異なる時間枠でチャートを分析することで、トレンドやサポート・レジスタンスレベル、エントリーポイントなどを特定する手法です。以下に、マルチタイム分析の基本的な手法を説明します。

長期チャートの分析

最初に長期のチャートを分析します。日足や週足のチャートを用いて、大きなトレンドやサポート・レジスタンスレベルを特定します。これにより、大局的な市場の流れを把握することができます。

下記は、週足、日足チャートにおいて、下値ラインを切り下げるまでは、上目線と判断します。

長期足チャート 環境認識分析
20240331 GBPJPYチャート

中期チャートの分析

次に中期のチャートを分析します。4時間足や1時間足のチャートを使用して、より詳細なトレンドや価格パターンを把握します。この時間枠では、日中の値動きやトレンドの変化が見えやすくなります。

下記は、4時間足は、下目線ですが、直近高値である「191.679」を超えるとトレンド転換となります。1時間足は、高値切り上げ、下値切り上げの為、上目線と判断します。現在は三角持ち合い中で、トレンドラインが上値を抑えています。トレンドラインの上抜けが確認された後に、エントリータイミングを図ります。

中期足チャート 環境認識
20240331 GBPJPYチャート

短期チャートの分析

最後に短期のチャートを分析します。15分足や5分足のチャートを使用して、エントリーポイントと損切ポイントを決定します。この時間枠では、リアルタイムの値動きや短期的なトレンドが観察できます。

下記の様、15分足、5分足の何れも上目線ですが、上値を抑えているトレンドラインを上抜け確認と直近高値である「192.198」をローソク足の実体抜けを待ちます。また、抜けたことが確認できたら、押し目からエントリーします。

短期足チャート 環境認識
20240331 GBPJPYチャート

インジケーターの利用

ダウ理論に基づいたエントリーを基本としますが、より自信を持ってエントリーするには、MACD、RSI、ストキャスティクスや移動平均線を用いて判断することができます。

トレンドの確認

各時間枠で同じ方向性のトレンドが確認されれば、そのトレンドがより強力であると考えることができます。ここで紹介した順張りのエントリーが成功すると、大幅な上昇が期待できます。基本的には、長期足に順張りを基本とするようにしましょう!

また、マルチタイム分析を行うことで、より包括的な視点で市場を把握することができ、短期足で逆に値動きする場合においても慌てることなく、自分の想定したトレードができるようになります。

タイトルとURLをコピーしました